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J1神戸戦で帰宅時の混雑緩和実験、デンソーテンなど

自動車用電子機器のデンソーテン、楽天モバイル、神戸大学の3者は6日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市)で10~11月に開催されるJリーグ・ヴィッセル神戸のホームゲーム5試合で、専用アプリなどを用いて試合終了後の帰宅者の混雑緩和を促す実証実験に取り組むと発表した。新型コロナウイルス感染の第5波が沈静化し経済活動が段階的に緩和される中で、安全安心なイベントの開催に役立てる。

来場者にスマートフォンの専用アプリを導入してもらい、試合終了後の会場周辺の混雑状況や電車の待ち時間などを配信する。また会場内に待機した時間に応じてヴィッセルのグッズの購入などに使えるポイントを付与して帰宅時間の分散を促す。デンソーテンがアプリの開発や人流の計測などを担い、楽天モバイルは混雑状況のライブ配信などに使う通信環境を整備、神戸大はデータ分析などを担当する。

10月2日に開催された浦和レッズ戦(入場者約8000人)で初めて実験を実施。1200人近くがアプリを導入し、約320人が実際に利用した。今後10月16日~11月27日にノエビアスタジアムで予定されている4試合でも同様の実験を行い、混雑緩和の効果やポイントの利用動向などを検証する。

10月1日に緊急事態宣言が解除され、コンサートやスポーツなどのイベント開催の制限も段階的に緩和されている。混雑緩和など新型コロナの感染防止対策の重要性が増している。3者は実証実験の成果を踏まえて実用化を模索する方針で、「神戸以外の地域でのイベントやコンサートでの利用も検討したい」(デンソーテン)としている。

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