フジオフード、22年12月期最終赤字19億円に 減損響く
フジオフードグループ本社は6日、2022年12月期の連結最終損益が19億円の赤字になりそうだと発表した。従来予想は1500万円の黒字だったが最終赤字となる。新型コロナウイルス感染「第8波」影響を見込んで約7億円の店舗の減損損失を計上するほか、原材料や水道光熱費の高騰も利益を押し下げる。
売上高は予想を25億円引き下げ、前期比5%増の267億円となる見通し。コロナ感染拡大で従来想定より客数が減ると見込んだ。
同日、営業時間短縮に伴う協力金計上で計算に誤りがあり、過去の決算を修正すると発表した。21年12月期の連結最終損益は訂正前の7億900万円の黒字から、11億9800万円減少して4億8900万円の赤字に、22年1~6月期の連結最終損益は4億1200万円の赤字から3億8800万円の赤字にそれぞれ修正した。
子会社に支給された協力金について、中小企業とみなして計算していた。だが実際はフジオフード本社の100%子会社であるため「みなし大企業」と判定されたことで、計算方式が変わったことを反映した。