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堺市、ワクチン接種会場2カ所閉鎖 国からの供給減で8月

ワクチン供給量の確保を前提に新たな接種目標を示す永藤市長(6日、堺市)

堺市は6日、市内に9カ所ある新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場のうち2カ所を8月9日に閉鎖すると発表した。国からの米ファイザー製ワクチン供給量の大幅削減を受けたもので、継続する7カ所の集団会場と個別会場でも段階的に減らす。接種回数は個別接種も含め週3万8000回と6月のピーク時の6割程度となる。

同市では65歳以上の高齢者の70.2%、12歳以上の全市民の25.3%が1回目の接種を終えた。永藤英機市長はワクチン供給量が維持されることを前提に、「高齢者への接種は7月末までに終え、8月末までに50歳以上の希望者全員に1回目を終えたい」との目標を示した。

堺市へのファイザー製ワクチンの供給は17日の予定量が8万730回分と3日の供給量から約5万回分減り、希望する18万6030回の4割強にとどまる。次回7月末の供給量も5万4990回に減り、8月以降の供給量は示されていないという。このため、「接種予約をキャンセルせず、着実に2回目を実施するには接種回数を絞るしかない」(永藤氏)と判断し、会場閉鎖を決めた。

閉鎖するのはいずれも堺区内の集団会場で、今後は市内7区に1カ所ずつの集団会場と大規模会場1カ所の体制となる。

集団会場では現在、9カ所で週2万2000回接種しているが、19日から段階的に1万1000回に半減する。診療所など市内330カ所の個別会場でも8月2日から段階的に現在の4万1000回から2万6000回に削減する。モデルナ製を使用する大規模会場では1日1000回の体制を維持する。永藤氏は「モデルナ製のワクチンまで削減されたら大問題だ」と語った。

堺市では5月の個別接種開始当初から、ワクチン接種記録システム(VRS)への入力は医療機関の負担を軽減するため市で代行している。各医療機関から週に2回、接種済みの情報を郵送してもらい、市側で入力するためVRSデータに「数日分のタイムラグが生じる」(永藤氏)という。永藤氏は一定規模以上の自治体は同様に対応していると説明している。

国は市町村に8日までのVRS入力を求め、その数値と供給量の差を「在庫」とみなして今後の供給量に反映するとしている。これに対し永藤氏は「国はVRSの運用実態を理解していない。堺市にワクチンの在庫はない」と訴えている。

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