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関西鉄道5社、運輸事業の赤字続く 利用回復の遅れ影響

山陽新幹線など長距離路線の利用回復が遅れている

関西の鉄道大手5社の2021年4~6月期の連結決算が10日、出そろった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が残り、鉄道を中心とする運輸事業は全社で営業赤字が続く。新幹線や特急など長距離路線を抱えるJR西日本近鉄グループホールディングス(GHD)などで利用回復の遅れが厳しい。

近鉄GHDが10日に発表した21年4~6月期の連結決算は営業損益が145億円の赤字(前年同期は380億円の赤字)だった。運輸収入は前年同期より24%増えたが、コロナ禍前の19年比では40%減。出控えにより旅行業も低迷した。

JR西の4~6月の運輸収入は19年と比べ6割弱減少。「第1四半期の段階ではコロナの感染状況が関東よりも厳しかったこともあるかもしれない」(坪根英慈取締役)。新幹線や在来線特急の利用落ち込みが続き、7月も19年の半分程度と回復の遅れが目立つ。業績予想を下方修正し、22年3月期の連結最終損益は最大で1165億円の赤字(21年3月期は2332億円の赤字)と予想。最終黒字を見込むJR東日本JR東海と比べても見通しは暗い。

南海電気鉄道の関西国際空港への路線も4~6月の運輸収入は19年より8割減で海外渡航の制限の影響が残る。

近鉄GHD、阪急阪神HD、京阪HD、南海電鉄は21年4~6月期の最終黒字を確保したが、買収による負ののれん発生益の計上やエンターテインメント事業、不動産事業などが運輸業の不振を補った形だ。

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