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西日本豪雨4年、復興半ば 岡山・真備で堤防かさ上げ

(更新)

14府県で304人が犠牲になった2018年の西日本豪雨は6日、最初の大雨特別警報が出てから4年を迎えた。広島県と岡山県の被災各地で追悼式が開かれ、遺族らが犠牲者を悼んだ。平成最悪の水害で、河川の堤防のかさ上げといった治水対策は進みつつあるが、ともに被害が甚大だった愛媛県を含め復興は道半ばにある。

河川の堤防の決壊が相次ぎ、広範囲が浸水した岡山県倉敷市の真備町地区。6月末、ドローン(小型無人機)で上空から撮影すると、被災当時に水があふれ出し、家屋が無残に押し流されていた一帯で、かさ上げが行われ堤防や橋が整備されてきた様子が見られた。

同地区では、小田川やその支流3本で堤防が決壊し、広範囲が浸水した。浸水の深さは最大約5メートルに達したと推定される。多くの人が取り残され、自衛隊や消防がヘリコプターやボートで救出活動を行った。

国土交通省や県によると、小田川では川底を掘削したり、堤防に盛り土をしてかさ上げしたりする工事がおおむね3月までに完了した。支流3本では主に堤防のかさ上げを進めており、それぞれ半分程度で工事が完了したという。このうち末政川では、21年4月から全面通行止めとなっていた有井橋が来春に開通予定だ。

県担当者は「地区の主要な道路が使えるようになり、交通の便がかなり改善される」と期待を寄せる。全体の工事は23年度末に完了予定で、水害に強い町づくりを目指している。

豪雨では岡山県で95人が亡くなり、3人が行方不明となった。広島県では151人が死亡し、5人がなお不明となっている。

6日夜、岡山県倉敷市真備町地区では、住民が「祈」などの形に並べたキャンドルに明かりをともし、薄れゆく記憶や防災への意識を次世代につなぎたいと願いを込めた。

(佐野敦子)

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