任天堂Switch有料会員、3200万人突破 1年で2割増

任天堂は5日、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のオンラインの有料会員数が9月時点で3200万人を超えたと発表した。1年前と比べて2割超増加した。交流機能が人気の「あつまれ どうぶつの森」の利用者増などが影響したとみられる。
同日開いた経営方針説明会で明らかにした。継続課金サービス「ニンテンドースイッチオンライン」はネットに接続してオンライン対戦をしたり、セーブデータをクラウド上に保存できたりする機能がある。
同社は10月から同サービスで、1996年発売の「ニンテンドウ64」のソフトなどが遊べるようになる新プランを追加した。加入者のさらなる獲得につなげるほか、現行プラン(年2400円)の約2倍の価格設定で収益力を強化する。
一方、競合するソニーグループのプレイステーションの「PSプラス」の有料会員数は約4720万(9月末時点)と差がある状況だ。任天堂の古川俊太郎社長は「引き続きサービスの改善・拡充を進めたい」としており、今後どれほどソニーに迫れるかが注目されそうだ。