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血液で認知症の兆候、シスメックスが試薬を承認申請

血液検査装置大手のシスメックスは5日、微量の血液でアルツハイマー病の兆候を把握する検査試薬の製造販売承認を厚生労働省に2021年12月に申請したと発表した。認知症患者に多いアルツハイマー病は、アミロイドベータと呼ぶたんぱく質の脳内への蓄積が病気の一因とされる。エーザイと共同開発した試薬は蓄積量を20分以内に簡便に測定できる。承認を経て、23年前半の発売をめざす。

アルツハイマー病の診断方法は問診やテスト、磁気共鳴画像装置(MRI)での脳の撮影が一般的だが、症状がある程度進行しないと診断できない場合が多い。近年は原因物質のアミロイドベータの蓄積量を調べて発症の疑いを探る技術開発が進む。患者の脳内でアミロイドベータが早くから蓄積していることが分かってきたためだ。

ただ、蓄積量を調べるには高額な陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳内を撮影するか、脳脊髄液を抜き出すといった方法が主流だ。シスメックスなどは血液による安価で簡便な検査手法の確立に取り組んできた。

今回、承認申請した試薬を使って、血液検査で発症の疑いがある人を割り出し、早期の精密検査につなげるといった活用方法を想定する。検査の料金は承認後の公定価格となるが、一般的な血液検査に近い1回数千円ほどになる可能性がある。

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