神戸の「進徳丸」ふね遺産に 震災や戦渦、70年余の航跡
時を刻む
[有料会員限定]
関東大震災が起きた1923年に進水、阪神大震災の翌96年に解体という数奇な運命をたどった船がある。神戸高等商船学校の練習船だった「進徳丸」だ。今年7月、日本船舶海洋工学会から「ふね遺産」に認定された。国内建造最大級の練習帆船として生まれ、第2次大戦中の帆装撤去、空襲被害など歴史の荒波も経験しながら、約1万2千人もの実習生を海で育てた。
同学会によると、ふね遺産の認定は2017年に始まり、これまで...

コラム「関西タイムライン」は関西2府4県(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)の現在・過去・未来を深掘りします。経済の意外な一面、注目の人物や街の噂、魅力的な食や関西弁、伝統芸能から最新アート、スポーツまで多彩な話題をお届けします。
関連企業・業界
企業: