京都府、コロナ「BA.5対策強化宣言」発令 8月末まで

京都府は4日、新型コロナウイルスの派生型対策を強化する「BA.5対策強化宣言」を発令した。期間は8月31日まで。感染の拡大傾向が続くなか、京都府内では医療提供体制が逼迫しつつある。記者会見した西脇隆俊知事は「危機意識を府民や事業者と共有し、感染拡大防止につなげていく」と述べた。
宣言に高齢者の外出自粛などの行動制限は盛り込まず、換気やマスクの着用といった基本的な感染対策の徹底を改めて求める内容とした。今回の宣言発令に合わせて、京都府として示している感染対策について、帰省などで高齢者や基礎疾患のある人と接する場合にはできるだけ事前の検査を受けることを新たに加えた。
京都府内の4日の新規感染者は5245人。3日には過去最多の6891人が新たに確認されるなど感染の拡大傾向が続く。病床使用率は2日時点で49.4%となり、国が宣言要請の基準としている「おおむね50%超」に迫っていた。

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