京商会頭「文化生かした顧客創造に期待」 年賀交歓会

京都商工会議所、京都経営者協会、京都経済同友会、京都工業会の4団体は5日、京都市内で年賀交歓会を開いた。京商の塚本能交会頭(ワコールホールディングス名誉会長)は3月の文化庁の本格移転を念頭に「京都独自の文化を見つめ直し、文化を生かした顧客創造の動きが広がることに期待する」とあいさつした。
塚本会頭は「海外に比べて消費マインドの本格的な回復が遅れている」と話した。商品やサービスの社会的・文化的な価値を重視する「イミ消費」が拡大していると指摘し、「環境や文化などビジネスの外側に目を向けることの重要性が増している」と話した。
京都府の西脇隆俊知事は来賓として出席し2022年に府の基本方針を改定したことに触れ「誰もが夢や希望を持てる京都をつくるために全力で取り組みたい」と抱負を述べた。ザ・プリンス京都宝ケ池(京都市)で、3年ぶりに立食形式で開いた。