尼崎USB紛失 調査委員会が初会合、半年後めどに報告書

兵庫県尼崎市の全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、市が設置した調査委員会の初会合が4日、開かれた。原因究明や再発防止策を検討したうえで、半年後をめどに報告書をまとめるとした。
委員会は外部の専門家計3人で構成。委員長には関西大学総合情報学部の小林孝史准教授(情報工学)が就いた。今後、関係者らに経緯を聞き取るなどして調査を進める。
稲村和美市長は「調査が迅速に進むよう全面的に協力したい。長くて半年ほどで区切りがつけばと思っている」などと述べた。
一連の問題では、市が業務を委託していたBIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)が、市の許可を得ずに一部の業務を再委託していたことが明らかになった。USBを紛失したのは、同社の再委託先からさらに委託を受けた企業の社員だった。
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