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クボタの22年12月期、純利益5%増に上方修正 円安効果

クボタは3日、2022年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比5%増の1850億円になる見通しだと発表した。従来予想を70億円引き上げた。為替相場が期初想定より円安水準で推移しているため輸出採算が改善する。4月にインドのトラクター大手(現・エスコーツクボタ)を連結子会社化した効果も出る。

売上高見通しは20%増の2兆6400億円、営業利益見通しは6%増の2600億円と、それぞれ従来予想を1900億円、100億円上方修正した。想定為替レートは1ドル=127円(従来計画は同114円)に見直した。

クボタは売上高に占める海外比率が7割以上に達する。だが、海外生産比率は約3割にとどまり、トラクターや建機など国内から輸出している製品も多い。ドルに対して1円の円安は営業利益ベースで約40億円の押し上げ要因になる。

鋼材など原材料価格の高騰は逆風だが、価格転嫁で対応する。北米では6月までにトラクター全製品で約10%、建機も約9%値上げした。欧州でもトラクターと建機の価格を数%引き上げた。21年にも海外で数%の値上げを実施しているが、半年弱で最大10%の値上げは珍しいという。

北尾裕一社長は同日の記者会見で「値上げは下期(22年7~12月期)から浸透し、原材料の高騰以上に(業績に)効いてくる」との見通しを示した。22年12月期の売上高ベースで1054億円の上乗せ効果があると見込む。

一方、最大市場の米国では利上げに伴う景気の冷え込みが懸念されている。北尾社長は「リセッション(景気後退)の影響が23年以降に出てくるとみているが、大きく落ち込むことはない」と説明した。

同日発表した22年1~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%減の912億円だった。原材料高が響き、輸出に使うコンテナ船の運賃など物流費の高騰も重荷になった。

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