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田辺三菱製薬、カナダでコロナワクチン供給できず

田辺三菱製薬は3日、カナダの子会社メディカゴで開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、供給契約を結んでいるカナダ政府への供給ができていないと明らかにした。カナダ政府に最大7600万回分を供給する予定だったが、商用生産への移行で課題が出ているため。9月末までとしてきた国内での製造販売承認の申請についても、遅れる可能性を示した。

田辺三菱製薬の親会社である三菱ケミカルグループが3日に発表した2022年4~6月期連結決算の説明会で明らかにした。メディカゴは2月にカナダ政府から承認を取得し、「速やかに供給を始める」としていた。現時点で供給開始のメドは示していない。メディカゴは事業計画の修正を検討している。供給契約の見直しも含めてカナダ政府とも協議する。

世界保健機関(WHO)への緊急使用申請を取り下げたことも明らかにした。WHOはメディカゴの株主にたばこ会社が入っていることを理由に申請を認めない方針を示していた。メディカゴはWHOの意向を受け、取り下げた。

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