三井住友銀行、神戸市に1億円寄付 企業版ふるさと納税
三井住友銀行は3日、企業版ふるさと納税制度を活用し、脱炭素や循環型社会の実現に向けた施策の原資として神戸市に1億円を寄付した。神戸市はSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、再生リンの活用や里山の再生、水素ステーションの整備などの事業に資金を充てる。同社にとって制度の活用は、2022年9月に実施した兵庫県に対する3億5千万円の寄付に続き2例目。

神戸市にとって、1社からの企業版ふるさと納税を活用した寄付額としては過去最大になる。同市の久元喜造市長は「先進的なSDGsの取り組みをさらに進めていくほか、スタートアップ支援も強化していく」と述べた。
神戸市役所を訪れた高島誠頭取は寄付先に同市を選んだ理由として「神戸は我々のルーツで特別な土地。さらに、(再生リンを活用した肥料の)こうべハーベストの利用促進や里山保全などSDGsの領域で先進的な取り組みが光っている」と説明した。
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