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京セラ、中国・天津の太陽光パネル工場閉鎖

京セラが中国・天津の太陽光パネル工場を閉鎖したことが3日、分かった。メガソーラー(大規模太陽光発電所)などに使う産業向け太陽光パネルを中心に手掛けていたが、2022年9月に生産を終了し、中国メーカーからの調達に切り替えた。京セラの太陽光パネル生産拠点は滋賀野洲工場(滋賀県野洲市)のみになる。太陽光パネルは中国勢との競争が激しいため、比較的採算を確保しやすい住宅向けの生産に絞り、蓄電池やエネルギーマネジメントシステムを組み合わせた付加価値の高い分野に力を入れて立て直しを図る。

京セラの太陽光パネル事業は22年3月期に事業別の税引き前損益が赤字だった。住宅向けは滋賀野洲工場での生産を続け、産業向けは天津の工場で生産しながら段階的に中国メーカーへの生産委託に切り替えていた。閉鎖した工場は売却する方向だ。

23年度には集合住宅の屋根に設置した太陽光施設の余剰電力を外部企業などに供給する事業も始める。住宅用蓄電池や需給管理システムを手掛ける強みを生かして太陽光事業を立て直したい考えだ。

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