空飛ぶクルマ、大阪府で初の飛行試験 枚方市と事業者

大阪府枚方市は岡山県倉敷市水島地区の航空・自動車関連企業などで組織する一般社団法人「MASC(マスク)」と連携して2日、府内を流れる淀川上空で「空飛ぶクルマ」の無人飛行試験をした。空飛ぶクルマの府内での飛行試験は初めて。同市は2025年国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に空飛ぶクルマを観光振興などに役立てることを目指している。
機体は2人乗りで、事前にプログラムされた飛行ルートや速度を自動で飛ぶ仕組み。淀川とその河川敷の地上30メートルを、約5分にわたり930メートルほど飛んだ。飛行試験を見学した枚方市の伏見隆市長は「枚方市を拠点に、いろいろなところに行ける未来が来るといい」と話した。
枚方市は同市を拠点とした空飛ぶクルマの飛行ルート整備を検討している。同市を大阪・関西万博の会場となる夢洲(ゆめしま)や、八尾空港がある八尾市と結ぶことで、観光客らを誘致する。具体的な導入時期や運航事業者は未定だ。
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