住友電工、今期の純利益を下方修正 車減産で
住友電気工業は2日、2022年3月期の連結純利益が前期比69%増の950億円になりそうだと発表した。従来予想からは150億円引き下げた。半導体不足による自動車の減産が「いつまで続くか見通せない」(井上治社長)として、ワイヤハーネス(組み電線)の受注が予想を下回るとの見通しを示した。
売上高は13%増の3兆3000億円(従来予想は15%増の3兆3500億円)、営業利益は27%増の1450億円(同54%増の1750億円)を見込む。同日発表した21年4~9月期の純利益は323億円(前年同期は418億円の赤字)だった。電動車用のモーターに使う平角巻線など、高機能の電線が好調で利益を押し上げている。
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