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「歯生え薬」安全性試験へ 京都大発新興が4.5億円調達

京都大学発スタートアップのトレジェムバイオファーマ(京都市)は「歯生え薬」の開発に向け、臨床試験(治験)の前段階の安全性試験に乗り出す。このほどベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で4億5000万円を調達した。

トレジェム社は歯の成長を抑制するたんぱく質を発見、この働きを止める抗体を開発した。先天的に永久歯が生えない先天性無歯症や永久歯が抜けた後でも存在する「歯の芽」に働きかけ、歯を生やす効果が期待できる。

マウスや犬などでは効果を確認した。今後は安全性の確認試験や、医薬品の製造・品質の管理基準「GMP」に沿った製剤準備を始める。2024年には先天性無歯症の患者を対象に治験を計画している。

トレジェム社は20年の設立。当時京大大学院准教授で、この分野を20年間にわたって研究してきた高橋克最高技術責任者(CTO)らが創業した。

第三者割当増資は京都大学イノベーションキャピタルとアステラス製薬のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である米アステラスベンチャーマネジメント、新日本科学の創薬支援子会社のGemseki、京信ソーシャルキャピタル、京都市スタートアップ支援2号ファンドが引き受けた。

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