日経旧大阪本社跡地に複合施設 大和ハウスと開発

日本経済新聞社と大和ハウス工業は4日、日経旧大阪本社跡地(大阪市中央区)で複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」の建設工事に着手したと発表した。日経グループのテレビ大阪と、米ヒルトンが運営するホテル「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」=写真は完成予想図=が入居する。開業は2024年春の予定。同日、着工に合わせて地鎮祭が開かれ、日本経済新聞社の長谷部剛社長や大和ハウス工業の芳井敬一社長ら関係者が工事の無事を祈願した。
施設は地上21階、地下1階建てで、延べ床面積は3万8809・55平方メートル。日経が所有する1~4階にはテレビ大阪、大和ハウスが所有する6~20階にホテルが入居する。ホテルの客室数は377室で、レストランやフィットネス・プールなども設ける。
一般客が利用できる多目的広場も設ける。災害時には玄関を一時避難所として開放し、地域住民らが利用できるようにする。