日本電産、イタリアの工作機械メーカー買収を完了

日本電産は2日、イタリアの工作機械メーカーPAMAの全株式を取得したと発表した。1日付で全株式を取得した。買収額は非公表だが、150億円前後とみられる。日本電産によると、PAMAなど工作機械子会社3社の年間売上高は約870億円規模となった。3社で互いの販路を活用することや、新たなM&A(合併・買収)で、2026年3月期に工作機械事業で2600億円の売り上げを目指す。
日本電産は「マザーマシンである工作機械の業界に積極投資を続け、日本の機械業界の発展に寄与する」とコメントした。PAMAの22年12月期の売上高見込みは約191億円。買収前の取締役ジェネラルマネージャーが留任し、日本電産側からも取締役2人が加わり、新たな経営陣は3人体制になった。