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大阪ダブル選挙、ラストサンデー 中小支援・教育に注目

大阪府知事・市長の「ダブル選」(9日投開票)前の最後の日曜日「ラストサンデー」となった2日、有権者らは支持を訴える立候補者の街頭演説に耳を傾けた。「中小事業者の支援を期待したい」「教育施策の充実を」など次の大阪のリーダーに様々な期待を寄せた。

JR大阪駅前で「大阪の経済を立て直す」という新人候補の演説を聞いていた、飲食店経営の女性(49)=大阪市=は「地域経済の活性化を最優先してほしい」と語る。

新型コロナウイルス禍を振り返り「観光客の減少で経営が厳しくなった」。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)などを成長の起爆剤にすると訴える候補者もいるが、女性は「観光への過度な依存は避けた方が良いのでは」と話す。「中小事業者の支援を充実させて地域全体が潤うような政策に期待したい」。

金融機関に勤める男性会社員(27)=大阪市=は「雇用などの東京一極集中が著しい」と話す。「若者らが大阪で働き続けたいと思えるような、長期的な視点での環境整備が必要では」と話す。

長居公園(大阪市)で新人候補の演説を聞いていた同市の男性会社員(36)は0歳と3歳の子どもがおり、各候補者の教育政策に目を向ける。

「教育費の負担軽減策に注目している。財源の確保も含めて政策を着実に実行してもらえる候補者を見極めたい」と話した。

同じ候補者の演説を聞いた同市の女性(70)は年金で生活しているという。「食料や日用品といった生活必需品の値上げが相次ぎ、生活への影響は大きい」とため息をつく。「厳しい暮らしの高齢者らに目を向けたきめ細かな政策を打ち出してもらいたい」と話した。

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