日本電産、新社名ニデックの看板除幕式 入社式も開催

ニデックは1日早朝、新社名を冠した看板を披露する除幕式を京都市の本社前で開いた。同日、日本電産から社名を変更した。1973年の創業から50年の節目を迎える年に、グローバルブランドの「NIDEC(ニデック)」を国内でも使用することで一層の成長を目指す。国内のグループ会社14社もニデックを冠した社名に変更した。
新社名の由来は、日本の「NI」と電産の「DE」にコーポレーションの「C」を加えたもの。海外向けやブランド名として創業期から使用していた。
除幕式では本社の正門前でニデックと記した看板を披露したほか、新社名が書かれた社旗を初めてかかげた。小部博志社長兼最高執行責任者(COO)ら首脳が出席した。小部氏は「50年間で売上高2兆円規模まで成長した。4兆円、10兆円に向けて、新たな世界に向かう。若い人中心でいかないといけない」と話した。
同日午前、京都市内の同社の拠点では入社式も開き、69人が出席した。小部氏は新入社員に対して「ニデック1期生として、次の50年に向かって頑張ってほしい」と述べた。同僚との会話の大事さを訴え「この数年間在宅で学んだと思うが、そこから早く脱却しコミュニケーションをたくさんとってほしい」と話した。
ほかの複数のニデックグループ企業でも入社式を開いた。本体と合わせて計約250人の社員が入社した。
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