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秋元議員、現金受領を改めて否定 IR汚職で被告人質問

(更新)

カジノを含む統合型リゾート(IR)参入をめぐる汚職事件の公判で、収賄罪などに問われた衆院議員、秋元司被告(49)の被告人質問が1日、東京地裁で始まった。秋元議員は現金受領を改めて否定した。賄賂を提供したとする贈賄側の証言に対し、具体的にどう反論するか注目される。

秋元議員は内閣府副大臣(IR担当)と国土交通副大臣を兼ねていた2017年9月~18年2月、IR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から計約750万円相当の賄賂を受け取ったとして、収賄罪で起訴された。

支援者らと共謀し、同社元顧問らに偽証を持ちかけたとする組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪にも問われている。

秋元議員は3月の初公判で「すべての事件は無罪です」と主張した。

最大の争点は、17年9月の衆院解散当日に贈賄側の中国企業から陣中見舞い名目で現金300万円の提供があったかどうかだ。

中国企業の元顧問=贈賄罪で有罪確定=はこれまでの公判で、衆院議員会館(東京・千代田)で和菓子と現金が入った袋を秋元議員に渡し、「ありがとう」とお礼を言われたなどと説明している。

秋元議員はこの日の被告人質問で贈賄側との面会自体を否定したうえで、現金受領は「していません」と強調。贈賄側の供述調書は起訴後に開示されたが、「経験していないことが書かれていて、怒りと『真実は何なんだ』と思った」と述べた。

証人買収事件については、弁護側は一貫して「(贈賄側から)現金を受け取っておらず、偽証させようとするはずがない」と主張。秋元議員は「(現金授受の)真実を知りたいと支援者に話したら『動きましょうか』と言われた」とし、贈賄側との接触を「止めなかった」と証言した。

保釈条件では贈賄側との接触が禁じられていたが、「(第三者の)支援者の判断なら違反ではないと思った」。IR関連法案の検討状況については「(贈賄側に)特別な情報は教えていない」とし、情報提供の依頼もなかったと訴えた。

IR汚職事件をめぐっては、職務権限がない「身分なき共犯」として収賄罪に問われた秋元議員の元政策秘書、豊嶋晃弘被告(42)も同様に無罪を主張している。豊嶋被告は5月中旬の被告人質問で「(授受があったとされる日は)秋元議員が会館に戻ってきた記憶も贈賄側に会った記憶もない」と説明した。

秋元議員の被告人質問は6月中旬まで続く予定。秋元議員の弁護側は現金300万円のほかに賄賂とされた講演料200万円、中国旅行費など約182万円相当、北海道への家族旅行費約76万円相当についても違法性を否定している。

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