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江戸絵師の落書発見 大阪・叡福寺、「形見に、形見に」

叡福寺多宝塔の長押裏に絵師が書いた落書の赤外線写真(大阪府太子町)=叡福寺と天野山文化遺産研究所提供・共同

大阪府太子町教育委員会は29日、叡福寺の多宝塔(同町、国重要文化財)の内部で江戸時代前期に彩色した絵師が自身の名と制作年を記した落書が見つかったと発表した。同寺は聖徳太子の墓とされる叡福寺北古墳があることで知られる。

墨書が見つかった叡福寺多宝塔(大阪府太子町)=共同

墨書の落書は西側上部の長押(なげし)の裏側に3行に分けて「よしおか 二郎吉かたミ 承応二天六月吉日」と記されていた。絵師(吉岡二郎吉)が「形見に、形見に」と繰り返していることから、今回の彩色を形見にする思いで打ち込んだ可能性があるという。「天」は「年」の意味で承応二年は1653年に当たる。

多宝塔は承応元年(1652年)に江戸の豪商三谷三九郎によって再建されたとされる。塔内には釈迦三尊像を安置、周囲の柱に四天王像が描かれている。

彩色修復作業は同寺が国の補助を受けて開始、今年3月に完了した。〔共同〕

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