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デフリンピック招致大詰め 聴覚障害者の祭典初開催へ

聴覚障害者の五輪と呼ばれる「デフリンピック」の第24回夏季大会が5月1日、ブラジル南部のカシアスドスルで開幕する。約100カ国・地域が参加する4年に1度の祭典は、新型コロナウイルスの影響で開催が約半年延期された。第25回は2025年で、初開催を目指す日本の招致活動が大詰めを迎えている。

次回大会の開催地は、9月にウィーンで開かれる国際ろう者スポーツ委員会の総会で決定する予定だ。現時点で日本以外に招致への意欲を示している国はないという。

日本は東京都での開催を目指す。全日本ろうあ連盟の久松三二事務局長は3月、東京都議会議事堂で行われた聴覚障害者スポーツの認知向上を図るイベントで「東京五輪・パラリンピックのレガシーを最大限に生かし、コストをかけずに共生社会の実現に取り組む。経済効果もかなり見込まれる」と説明した。

身体、視覚、知的障害の選手が出場するパラリンピックには聴覚障害の枠がなく、ろう者にとってはデフリンピックが最大の舞台だ。17年にトルコで開かれた前回大会には97カ国・地域から約3100人が参加し、日本は過去最多となる27個のメダルを獲得した。

今年も日本から95選手が参加予定で、活躍が期待される。ただパラリンピックに比べ、広く知られてはいないのが現状だ。昨年10月に実施された都民への世論調査で、パラの認知度が88.4%だったのに対してデフリンピックはわずか10.4%にとどまった。

前回大会で日本選手団主将を務め、自転車女子のマウンテンバイクで銅メダルを獲得した早瀬久美選手は、国内で初めて薬剤師免許を取得した聴覚障害者としても知られる。ろう者の社会参加促進を願い「ろうは、見た目は健常者と変わりがなく、気づきにくい障害といわれる。デフリンピックを通じて、聞こえないというのは何なのかを理解してもらえるきっかけになってほしい」と開催の意義を訴えた。〔共同〕

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