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リニア新幹線工事で崩落、作業員2人死傷 岐阜のトンネル

(更新)

27日午後7時20分ごろ、岐阜県中津川市瀬戸にあるリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場で崩落が起きたと119番があった。県警とJR東海によると、発破作業後の点検で非常口トンネルにいた5人のうち作業員2人が巻き込まれ、福井県美浜町の小板孝幸さん(44)が死亡、愛知県長久手市の男性(52)が左足を骨折する重傷を負った。

JR東海によると、リニア中央新幹線の工事では過去にも崩落が発生しているが死者は初めて。瀬戸トンネルは本線トンネルが長さ約4.4キロ、本線への資材搬入にも使う非常口トンネルが長さ約0.6キロの計画で、2019年に着工した。

崩落したのは非常口トンネルの地上入り口から約70メートル斜め下に掘り進んだ地点。岐阜県警が事故の詳しい状況を調べる。

JR東海の工事概要によると、壁に穴を開けて火薬を詰め、発破作業をし、土砂を運び出して鋼鉄のアーチで補強、さらにコンクリートを吹きつける手順になっている。

国土交通省によると、JR東海から27日夜、トンネル掘削の際、表層の土砂などが崩れる「肌落ち」が起きたと報告があった。同社は「亡くなられた方とけがをした方にお悔やみとお見舞いを申し上げる。原因を調査し、再発防止に努める」とのコメントを出した。

リニアのトンネル工事を巡っては19年4月、中津川市の中央アルプストンネルの非常口トンネル入り口付近で崩落が確認され、内部に土砂が流れ込んだ。弱い地盤に工法が適していなかったことが原因とみられる。

17年12月には長野県中川村の県道脇で発生。近くの地下で南アルプストンネル関連の工事が行われており、JR東海は当時、発破作業などによる振動が原因とみられると明らかにした。

リニア中央新幹線 JR東海が磁力で浮上して走る車両を使い、東京、名古屋、大阪を結ぶ計画の路線。最高時速は500キロで、所要時間は東京・品川―名古屋が最短40分、大阪までが同67分となる。品川―名古屋は8割以上がトンネルとなり、神奈川、山梨、長野、岐阜の各県に中間駅を設ける。沿線の静岡県が着工に反対し、現行計画の27年開業は困難になっている。

〔共同〕

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