実習も留学もバーチャル VRや360度カメラ活用
学びハイブリッド(3)
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9月末、順天堂大(東京・文京)の会議室で、付属病院の研修医1年目の小林聡がVR(仮想現実)ゴーグルを身につけ、左右の手を入念にこすった。「本当に現場にいるみたいだ」。目の前に広がるのは新型コロナウイルス病棟。病棟に入る前の手指消毒の正確な手順を学ぶバーチャル実習だ。
順大は7月から、コロナ治療のVR映像への記録を始めた。コロナ禍で実習の機会が制限された医学生や研修医らに治療の手順を疑似体験しても...