JAXA、新宇宙飛行士候補を公表へ 28日記者会見
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、昨年4月に始めた宇宙飛行士選抜試験の結果を28日に明らかにすると発表した。過去最多の4千人以上が応募した試験を勝ち抜いた、新たな宇宙飛行士候補が誕生する見通しだ。新飛行士は国際宇宙ステーションで長期滞在するほか、米国主導の月探査アルテミス計画に加わり月上空の新基地や月面での活動が期待されている。
記者会見には飛行士候補者が出席して意気込みを語る予定。JAXAに入り、正式に飛行士として認定されるための訓練を約2年間行う。
多様な人材を獲得するため、今回は初めて学歴不問とするなど応募条件を大幅に緩和していた。当初応募した4127人から、今年1〜2月の最終試験の段階で男性8人と女性2人の計10人に絞り込まれていた。〔共同〕