「来るなと上司 行けと妻」 サラリーマン川柳人気投票
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「会社へは 来るなと上司 行けと妻」――。第一生命保険は27日、恒例のサラリーマン川柳コンクールの人気投票結果を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大後に広がったテレワークで、家庭と職場で板挟みになるサラリーマンの悲哀をうたった30代男性の1句がグランプリを獲得した。

ベスト3はコロナ関連が独占。1人10万円の特別定額給付金を巡る実体験を描いたとみられる「十万円 見る事もなく 妻のもの」が2位、テレビ会議の様子を切り取った「リモートで 便利な言葉 〝聞こえません!〟」が続いた。
60代男性が寄せた「抱き上げた 孫が一言 密ですよ」は、長期化するコロナ禍で起きた家族の出来事を面白おかしく描いて支持を集めた。
ヒットしたアニメや歌手をテーマとした川柳も入り、アニメ「鬼滅の刃」にちなんだ「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」が4位だった。
昨年9~10月の募集期間に集まった6万2542句から優秀作品100句を選出。今年1~3月にインターネットなどで人気投票を実施し、集まった10万1149票を集計して順位を決めた。〔共同〕