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最年少で金、スケボー西矢選手「メダル意識しなかった」

(更新)
スケートボード女子ストリート決勝で、演技後にガッツポーズする西矢椛選手(26日)

東京五輪で初めて正式種目となったスケートボードで、日本の新星が男女ともに初代王者となった。26日の女子ストリートで、西矢椛(もみじ)選手(13)が日本人として史上最年少の金メダルを獲得、中山楓奈(ふうな)選手(16)も銅メダルに輝いた。10代のニューヒロイン誕生に、日本中が沸いた。

「途中まではもう勝てないと思っていた。周りの人が励ましてくれて、最後まで諦めずにやろうと思えた」。競技中、爽やかな笑顔を絶やすことがなかった西矢選手。金メダルを確定させると、Tシャツをまくりあげて泣きじゃくり、初めて中学生らしさをのぞかせた。

自由演技の「ラン」を終えた時点で3位とメダル圏内に入ったものの、一発の技を競う「ベストトリック」では2本連続で転倒した。それでも諦めることなく大技に果敢に挑戦し、続く3本で高得点を連発。最終演技を成功させると、笑顔で両手を突き上げた。

「みんなが歓声を上げてくれるから楽しいので、笑顔で滑ろうと考えていた」。試合直後のインタビューでは、涙を浮かべながらはにかんだ。「(試合前は)メダルは意識していなくて、『とれたらいいな』くらいだった」と無欲でつかんだ勝利。表彰台の中央に立って金メダルを首に下げると、重みをかみしめるように目を閉じた。

今大会から採用されたスケートボードは、若者を中心に熱烈な支持を集める「アーバン(都市型)スポーツ」。試合で競い合ったライバルたちの多くが同世代で、銀メダリストのブラジル選手も同じ13歳。演技の合間には選手らが互いのパフォーマンスを笑顔でたたえ合う場面も見られた。

銅メダルの中山選手は最後の演技で転倒したものの、高難度の技を何度も成功させ、銅メダルを引き寄せた。「椛が1位だったから、1位になってやろうと思った」と〝妹分〟へのライバル心ものぞかせたが、「楽しさよりも緊張の方が大きかった」。動きが硬くなる場面もあったが、表彰台では柔和な笑みを浮かべた。

前日に同種目で頂点に立った堀米雄斗選手(22)に続き、この日は2枚の日の丸がたなびいた。決勝を競い合った8人中3人が日本人選手で、世界を熱狂させるニュースポーツで台頭する日本の若い力を見せつけた。

SNS(交流サイト)でも「スケボー女子」がトレンドワードに浮上するなど、盛り上がりを見せた。

西矢選手が大技を決めると「日本の13歳、真夏の大冒険!」と叫んだテレビ実況も高い反響を呼んだ。「すごくいい」「涙が出た」との書き込みが相次ぎ、「真夏の大冒険」がトレンドワードに上がった。

終始リラックスした様子で競技に臨む西矢選手に「笑顔がすてき」との声も。平日ということもあり「試合に見入ってしまって仕事に集中できない」「結果が気になって仕事にならない」との声も相次いだ。

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