/

電動ボード摘発相次ぐ、「危険運転」を初適用 警視庁

電動キックボードを無免許で運転し、信号無視で人身事故を起こしたとして、警視庁が東京都の飲食店員の女性(23)を自動車運転処罰法違反(無免許危険運転致傷)などの疑いで書類送検した。電動キックボードの事故で同容疑の適用は全国初。都内では事故が急増し、全国でも摘発が相次いでいる。

送検容疑は6月2日午後7時ごろ、新宿区内で電動キックボードを無免許で運転し、赤信号を無視して交差点に進入。タクシーと衝突し、乗客の40代男性に頭部打撲の軽いけがをさせた疑い。警視庁は故意に信号を無視し、人身事故を起こした危険性を重く踏まえ、同容疑を適用した。

電動キックボードは道路交通法上の「原動機付き自転車」にあたり、公道走行には免許携帯やヘルメット着用、ナンバープレート設置が義務付けられている。女性は昨年9月に購入し利用していたが、免許を取得せず、ナンバーも未整備だった。

都内では同様の事故が急増している。警視庁によると、26日時点で今年起こった事故はすでに36件。統計を開始した昨年(6~12月)は3件で、期間は異なるが12倍に増えた。交差点の出合い頭に自動車とぶつかるケースが多いという。

警察は違反を見つけた場合、運転手に警告をしている。警視庁によると、昨年1年間の都内の警告数は16件だったが、今年は7月末時点で約60件が報告された。交通執行課の担当者は「悪質な例が積み重なれば、取り締まりの強化もあり得る」と話す。

全国でも摘発は相次いでいる。大阪府警は5月、電動キックボードで歩道を走行中に重傷ひき逃げ事故を起こしたとして、無職の男を自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕。府警は6月にも繰り返し無免許で運転した男を道交法違反の疑いで書類送検している。

一方、規制緩和の検討も始まっている。警察庁の有識者委員会は4月、時速15キロ以下なら運転免許を不要とし、路側帯や自転車専用レーンを走れるようにする指針案を示した。有識者委は今後、最終報告をまとめ、警察庁が道交法改正を検討する。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン