秋篠宮さま57歳に 「正確な情報をタイムリーに」
秋篠宮さまは30日、57歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち行われた記者会見で、皇室の情報発信について「正確な情報をタイムリーに出していくことが必要」とし、その情報が「どこにあるのかが分かることも大事」との考えを示された。
秋篠宮さまは、宮内庁がSNS(交流サイト)を活用した情報発信などを検討していることに触れ「海外の多くの王室はウェブサイトとSNSを組み合わせて使っている」と指摘された。

皇族方自身が情報発信を行うことについては「間接的でない方がストレートに伝わる」と評価。「私はやらないと思う」とした上で、皇族方によるSNSアカウント作成の可能性は「もちろんあり得る」との見解を示された。
2021年の長女、眞子さんと小室圭さんの結婚について、ネットなどでバッシングが過熱。同年の会見で秋篠宮さまはこうした誹謗(ひぼう)中傷に対し、一定の基準のもと反論する可能性も示唆された。
秋篠宮さまは今回の会見で、自ら記事の事実確認を試みた際には多くの労力が必要だったと明かし、「基準を作るのは難しい。引き続き検討していく課題なのかなと思う」と述べられた。
結婚後の眞子さんの近況については「本人が『自分のことを話すのは控えてほしい』と申している」とされた。次女、佳子さまの結婚については、話し合っていることはないとしたうえで「今までも本人の意思はできる限り尊重する立場をとっている」と答えられた。
4月に高校に進学した長男、悠仁さまには、日本各地の様々な文化にじかに触れることを勧めていると話された。
この1年で印象に残った出来事には、ウクライナ侵攻や世界的な異常気象、英国のエリザベス女王の死去に加え、沖縄が本土復帰から50年を迎えたことを挙げられた。新型コロナウイルスを巡る状況については、行動制限の緩和にも触れながら、観光地などがにぎわいを取り戻しつつあることを「喜ばしく思っている」と述べられた。