長嶋茂雄氏らに文化勲章 文化功労者に石毛直道氏ら

政府は26日、2021年度の文化勲章を元プロ野球選手でスポーツ振興の長嶋茂雄氏(85)、今年のノーベル物理学賞を受賞する気象学・気候学の真鍋淑郎氏(90)ら9人に贈ると発表した。文化功労者には同時選出の真鍋氏や、文化人類学の石毛直道氏(83)、俳優・歌手の加山雄三氏(84)ら21人を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同4日に東京都内のホテルで開かれる。
ほかに文化勲章を受けるのは分子生物学の岡崎恒子氏(88)、短歌の岡野弘彦氏(97)、文化人類学の川田順造氏(87)、洋画の絹谷幸二氏(78)、歌舞伎の尾上菊五郎氏(79)、バレエの牧阿佐美氏(享年87)、数学の森重文氏(70)。
牧氏は受章が決まる前の10月20日に死去したため同日付での受章とした。文化勲章が故人に贈られるのは4例目となる。
文化功労者はほかに、西洋美術史・西洋古典考古学の青柳正規氏(76)、人形浄瑠璃文楽の豊竹咲太夫氏(77)、心理学の内田伸子氏(75)、漫画の大島弓子氏(74)、演劇・文学の唐十郎氏(81)、表面科学の川合真紀氏(69)、素粒子物理学の鈴木厚人氏(75)、基礎歯学・生化学の須田立雄氏(86)、建築の谷口吉生氏(84)、アニメーションの富野由悠季氏(79)、スポーツ振興の中谷雄英氏(80)、遺伝医学・ゲノム医学の中村祐輔氏(68)、邦舞の西川扇蔵氏(93)、文化振興・芸能プロモーションの堀威夫氏(89)、児童文学の松岡享子氏(86)、陶芸の森野泰明氏(87)、作詞の山上路夫氏(85)、日本語学の山口仲美氏(78)。
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