/

ゴーン元会長報酬過少記載 元役員の判決は来年3月

(更新)

日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の報酬過少記載事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪の共犯に問われた元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)と法人としての日産の最終弁論が27日、東京地裁で開かれた。ケリー元役員の弁護側は改めて無罪を主張した。2020年9月に始まった公判はこの日で結審し、判決は来年3月3日に言い渡される。

公判では▽高額報酬の批判を避け、開示を免れたとされるゴーン元会長の「未払い報酬」の存否▽元会長とケリー元役員の共謀の有無――が主に争われている。

9月の論告で検察側は、未払い報酬について「報酬とは別名目に仮装して支払う予定があり、いわば『裏報酬』だ」と指摘。ケリー元役員は確実な支払いを専門的・技術的に検討する役割を担ったとして、懲役2年を求刑した。

ケリー元役員の弁護側は最終弁論で、有価証券報告書に記載すべき元会長の未払い報酬は存在しないと主張。「ゴーン元会長との共謀を示す証拠もない」と反論した。

金商法の両罰規定に基づき起訴された日産は起訴内容を認め、検察側は罰金2億円を求刑している。最終弁論で弁護側は、事件の実態解明に協力し、再発防止のためにガバナンスの強化を図った事情などを量刑判断で考慮するよう求めた。

起訴状によると、ケリー元役員はゴーン元会長と共謀し、11年3月期~18年3月期の日産の有価証券報告書に元会長の役員報酬を計約91億円少なく記載したとされる。

ゴーン元会長は19年12月にプライベートジェット機で日本を不正に出国し、国籍を持つレバノンに逃れた。日産の会社資金を流出させるなどしたとする特別背任事件を含め、公判に向けた手続きは事実上凍結されている。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン