オミクロン型の濃厚接触者、大学入試は追試で 文科省
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文部科学省は25日までに、国公私立大の個別入試における新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを改定し、新たな変異型「オミクロン型」感染者の濃厚接触者は症状の有無にかかわらず受験を認めないことを決めた。
一方で、コロナの影響により受験できなかった受験生のために、追試や日程の振り替えなどを各大学に求めており「引き続き配慮を検討してほしい」としている。
文科省によると、政府がオミクロン型感染者の濃厚接触者に14日間の宿泊施設での待機を要請することに対応した。24日付で各大学に通知。来年1月15、16日に実施される大学入学共通テストでも同様の対応になるとみられ、大学入試センターが近く方針を公表する。
オミクロン型以外のコロナ感染者の濃厚接触者は これまでと同じく、①PCR検査で陰性②受験当日も無症状③公共の交通機関を利用せずに試験場に行く④別室で受験――を全て満たせば受験を認める。〔共同〕