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国内初「子宮移植」臨床研究を申請 慶応大学チーム

子宮がない女性が出産できるようにするため、慶応大のチームは24日、第三者の子宮を移植する臨床研究の実施計画を学内の倫理委員会に申請した。関係者が明らかにした。生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者や手術により子宮を摘出した患者が対象。承認されれば、国内初の移植手術が実施される。

将来的にはがん治療などで子宮を失った女性の出産にも道を開くと期待される一方、出産のために健康な提供者の身体にメスを入れることについて倫理的課題が指摘されている。

計画では20~30代の3人程度に実施。あらかじめ患者の卵子を採取し、体外受精させた夫婦の受精卵を凍結保存する。子宮移植後に受精卵を子宮に入れ、妊娠、出産を試みる。子宮の提供者は母親など親族を想定している。

女性の4500人に1人程度がロキタンスキー症候群とされ、移植の対象となる年代の患者は国内に約3500人いると推計される。

計画を進めるに当たりチームは、日本産科婦人科学会など関係学会に見解を求めてきた。これを受けて日本医学会は2019年に検討委員会を発足。昨年7月、ロキタンスキー症候群の患者の診断や治療などの支援体制を関係学会が整えることなどを条件に計画を容認する報告書を出した。

日本医学会によると、世界では21年3月時点で、米国やスウェーデンなど16カ国で85例の人での子宮移植が実施され、うち40例が出産に成功した。〔共同〕

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