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JR東日本、駅員の常時カメラ装着を検討 暴力対策で

(更新)

JR東日本が、夜間に勤務する駅員に常時装着する「ウエアラブルカメラ」を4月から配備する方向で検討していることが24日分かった。乗客などとのトラブルで暴力や犯罪被害に遭うリスクを減らすのが狙いで、国土交通省によると暴力対策目的での導入は鉄道業界では初めて。

社員の安全確保と利用客のプライバシー保護を両立できるよう、運用面の詳細を詰める。

ウエアラブルカメラは手に持たず、胸などに装着する小型カメラ。JR東は新幹線車内を巡回する警備員が装着する実証実験を2020年に実施。走行する新幹線車内での通信状況や、異常発生時にライブ映像を見ながら遠隔で後方支援する運用面などを検証した。

駅員に広げる背景には、電車内や駅構内での利用客による迷惑行為の深刻化がある。国交省の調査では、20年度に全国の鉄道会社で駅員らへの暴力行為が439件発生した。新型コロナウイルスの流行に伴う客数減で被害件数も19年度に比べ172件減ったが、乗客の人数比で計算した発生率は高止まりしている。カメラの装着により、実際に受けた被害を記録、証明する効果が期待できる。

運用面では、常時撮影や遠隔操作による監視の是非、動画の保存期間などが論点となる。導入する駅や地域のほか、装着するカメラの形状、装着していることを客に知らせるかどうかといった詳細は今後検討する。〔共同〕

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