「データ活用で問題解決」 本社大学シンポ

大学教育のあり方を議論する大学改革シンポジウム「デジタル人材どう育てる」(日本経済新聞社主催)が24日、東京・大手町の日経ホールで開かれ、大学関係者ら約2900人がオンラインなどで参加した。
第1部はニトリホールディングスの白井俊之社長とジャーナリストの池上彰・東京工業大学特命教授が対談した。白井氏は「社会を変えたいという意識の高い学生が多い。数字を用いて問題を解決する力が大事だ」とデータ活用力の重要性を強調した。
池上氏は「数式を駆使できなくても、こういうデータがあるといいと考えられる人材が必要とされている」と指摘した。
第2部のパネル討論では池上氏がモデレーターを務め、佐々木泰子・お茶の水女子大学学長、前田裕・関西大学学長、三谷康範・九州工業大学学長がデジタル人材育成の課題を議論した。
3人の学長は企業と連携したデータサイエンス教育の取り組みや、文系・理系の隔たりを解消する必要性などについて意見を交わした。
関連企業・業界
企業: