羽田空港直結の複合施設でテロ訓練 警視庁と住友不動産

警視庁と住友不動産は24日、2023年1月に全面開業する羽田空港直結の大型複合施設「羽田エアポートガーデン」(東京・大田)でNBC(核・生物・化学)テロの発生を想定した訓練を実施した。
施設はホテルや商業モール、イベントホールなどで構成し、23年5月に日本で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)で来日する海外要人らの利用が見込まれる。訓練では開業前に警察と施設関係者の連携を確認した。
警視庁警備部に所属する「東京国際空港テロ対処部隊」、公安機動捜査隊の「NBCテロ捜査隊」、東京空港署員、施設関係者ら計約100人が参加した。
不審者が施設内の商業エリアに危険な化学薬品を入れたペットボトルを仕掛け、警備員に刃物を振り回す事態を想定。警察署員が犯人役を取り押さえたのち、化学防護服を着た隊員らがペットボトルの回収や負傷者役の搬送を行った。
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