/

東京パラリンピック24日夜開幕 史上最多4403選手参加

(更新)

「多様性と調和」を掲げ、共生社会の実現を目指す東京パラリンピックが24日夜、開幕する。国立競技場(東京・新宿)で開会式を行い、全国やパラ発祥の地から集められた炎が聖火台にともる。一般の観客は入れず、学校単位での児童生徒の観戦は実施する。新型コロナウイルスの感染拡大が続き医療が逼迫する中、感染防止の徹底が求められる。

国際パラリンピック委員会(IPC)は24日、史上最多となる4403人の選手が参加すると発表した。期間は9月5日までの13日間で、22競技539種目が東京、埼玉、千葉、静岡の1都3県の計21会場で行われる。日本選手団は過去最多の254選手で構成され、「金メダル20個」を目標に掲げる。

東京での大会は1964年以来で、同じ都市で夏季パラリンピックが2回実施されるのは初めてとなる。

午後8時からの開会式は人生の逆風に立ち向かって「翼」を広げるパラ選手をイメージし、「WE HAVE WINGS」のコンセプトを掲げる。公募で採用された障害者ら75人も出演する。

政治情勢の緊迫化で参加を断念したアフガニスタンに連帯を示すため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)関係者が同国の国旗を掲げて入場する。

参加する選手には、感染時の重症化リスクのある基礎疾患を抱える人も少なくない。大会組織委員会によると、パラ選手団のワクチン接種率は88%。五輪と同様、選手は毎日検査し、行動範囲を宿泊先と競技会場、練習場に制限する「バブル方式」をとる。その他の関係者の検査頻度も高める。

五輪では一部の選手団でクラスター(感染者集団)が発生した。感染予防策の徹底と、感染者の発生時に隔離して拡大を防ぐ迅速な対処がカギとなる。

全ての会場が一般向けは無観客となる一方、希望する場合は学校単位で子どもたちに教育的観点から観戦してもらう「学校連携観戦プログラム」を実施する。組織委によると、同プログラムに参加するのは10万人台になる見通しだが、感染急拡大を受けてキャンセルも出ている。

子どもたちは事前に体調管理を徹底した上で、当日も貸し切りバスで直行直帰するなどの感染対策をとる。観戦を通じて障害や多様性への理解を深めてもらう。

IPCのパーソンズ会長は23日の記者会見で「確実にプレーブック(規則集)を守っていただき、ウイルスにかからないよう最大限に尽くす」と話した。組織委の橋本聖子会長は「障害の有無にかかわらず誰もが輝ける機会を得られ、互いの個性を尊重し認めあえる共生社会実現のための重要な新しい一歩になると確信している」と述べた。

Tokyo Olympics and Paralympics 特設サイトへ

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン