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「10年に1度」冷え込み 東京・大阪・福岡25日氷点下も

日本列島に24〜26日に襲来する強い寒波の影響で、全国的に10年に1度程度の冷え込みになる可能性が高まっている。東京都心は寒さがピークを迎える25日に氷点下になると予想され、水道管の凍結や、寒暖差による「ヒートショック」に注意が必要だ。普段は雪が降らない太平洋側の地域でも雪が積もり、公共交通の乱れも懸念される。

「この冬一番の寒気。不要不急の外出は避けてほしい」。気象庁と国土交通省は23日午後、大雪に関する緊急発表を出し、寒波による天候の悪化に警戒を呼びかけた。日本海側を中心に大雪となり、太平洋側でも大雪や積雪の可能性がある。

雪による車の立ち往生や路面凍結によるスリップ事故などが発生する恐れがある場合は、予防的に高速道路などで通行止めを実施する可能性がある。やむを得ず車を運転する場合は、冬タイヤへの交換やチェーンの装着が欠かせない。鉄道も遅延や運休が発生する可能性があり、外出する場合は時間に余裕を持った行動を求めた。

気象庁によると、偏西風が南に大きく蛇行する影響で、日本の上空約5000メートルには北日本から東日本で氷点下42度以下、西日本で氷点下36度以下と、この冬で最も強い寒気が流れ込む見込みだ。平年であれば、札幌の上空約5000メートルは氷点下35度、東京では同25度、福岡では同22度ほどだという。

日本気象協会の小田美穂気象予報士は「今は北極付近の寒気が放出される時期にある」と指摘。偏西風の蛇行と重なり、日本上空に強い寒気が流れ込みやすいという。

気象庁の担当者によると、偏西風が蛇行する要因としては、熱帯太平洋の西部で海面水温が平年より高くなるラニーニャ現象が考えられる。インドネシア付近で積乱雲が発生しやすくなる影響でユーラシア大陸上の偏西風が押し上げられ、日本付近で南側に蛇行し、寒気が流れ込みやすくなる。

東京都心は25日に氷点下3度まで低下する予想となっている。福岡でも同3度、名古屋で同3度、大阪で同1度が見込まれ、広い範囲で気温が下がる。

東京都心で雪が積もる可能性は低い。一方、普段雪の少ない大阪や高松、鹿児島などでは降雪が予想されるところがある。九州地方では24〜25日に上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が入り込み、警報級の大雪となる可能性が高いという。

寒気の影響が最も大きいのは日本海側で、大雪や暴風、高波に警戒する必要がある。気象庁は、局地的に短時間のうちに雪が強まって急激に積雪が進み、大規模な車の立ち往生などの被害が発生する可能性があるとしている。

集落の孤立や倒木による停電などのリスクもある。想定外の被害が起こる可能性もあり、食料品や飲料水、防寒具を準備するなど寒波への備えが必要だ。

気象庁によると、寒気のピークは25日ごろで、26日ごろまで強い冬型の気圧配置が続く。27日ごろに一旦緩むが、29日ごろにかけて再び強まる可能性がある。

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