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電力逼迫で都心や被災地、厳寒の夜 ライトアップも中止

政府による電力需給逼迫警報の発令を受け、東京都は22日、節電のため、都庁第1本庁舎をウクライナ国旗色の青と黄に点灯するライトアップを中止した。この日は都心部でもみぞれの降る天候で、まん延防止等重点措置が解除されたばかりの繁華街でも家路を急ぐ人の姿が目立った。

都庁舎のライトアップはロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナとの連帯を示すため、2月末から実施していた。都によると、都庁舎ではエレベーターの間引き運転も行った。空調の設定温度を1度下げたり、廊下の照明を半減させたりする措置も取った。

都心部では22日、日中に気温が1.8度まで下がり、みぞれが舞うなど2月中旬並みの寒さとなった。

まん延防止等重点措置が解除されたばかりだったが、東京・銀座の居酒屋やレストランが軒を連ねるコリドー街は季節外れの寒さや小雨のためか人通りは少なめ。ダウンジャケットやマフラー姿の人たちが駅に足早に向かった。

家族3人で久しぶりの外食に訪れたという東京都港区の女性は「凍えるほど寒いけど、政府の要請通り、帰宅したら電気を使わないよう早く寝たい」と少し残念そうだった。

JR新橋駅前の広場は大型スクリーンの音響でにぎやか。兵庫県西宮市から出張で訪れた会社員の男性は「寒いのでお酒は宿泊先のホテルで飲もうかと思っている。停電しないか心配だ」と不安そうだった。〔共同〕

地震に追い打ち、宮城・福島
最大震度6強を観測した地震からの復旧作業が続く宮城、福島両県に22日、東北電力からの節電要請が届いた。気温が冷え込み雪も降る中、被災者からは「地震で家が住めなくなって、さらに電気まで足りないなんて」と嘆く声が上がった。
16日深夜に震度5強を観測した宮城県白石市。市役所に足を運んだ女性の自宅は窓ガラスが割れ、タンスや仏壇が倒れた。室内は食器などが散乱して当面生活するのが難しく、今は同県大河原町に住む息子の自宅に身を寄せる。「持病もあり、きょうは特に寒いので暖房は欠かせないが、小まめに電気を消すなどできる限りのことはしたい」と話した。
震度6強だった福島県相馬市の男性は、リビングの照明をつけず、妻と2人でこたつに。外には雪が積もり気温は0度近く。「他の部屋の暖房を使わないようにしている。地震以降は食欲もなく具合が悪い」とため息をついた。
仙台市の百貨店では、午後1時ごろから本館に2基あるエスカレーターのうち、利用者の少ない1基を休止し、準備中の催事場の照明も半分ほどに。広報担当者は「ひとまずできる範囲で対応した」と話した。
宮城県庁では午後に2回、庁内放送で節電を呼び掛けた。秋田県の佐竹敬久知事は記者会見で「県庁は一斉に節電する」と強調。本庁舎のエントランスに設置したモニターの電源が切られたり、各階の電気が次々に消されたりするなど、普段よりも庁舎内は薄暗くなっていた。〔共同〕

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