
移民なき時代、世界で人材争奪 「低賃金で来ず」常識に
人口と世界 新常識の足音(1)
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ホモ・サピエンスが誕生の地アフリカから移住を始めた「出アフリカ」から約6万年。新天地を求める移民は増え続け、経済発展の礎になった。しかし少子高齢化で若者の人口は発展途上国でも近く先細りする。移民が来ない時代は間近に迫る。
高所得者にビザ、消費と定住期待
世界で「移民」争奪戦の足音が聞こえ始めた。アラブ首長国連邦(UAE)が3月に創設を発表したのは、外国企業にオンライン勤務する人が対象の「リモー...

人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。人口の増加を前提にした経済や社会のシステムがきしみ始めるなか、新たな成長の道を見つけ出せるのか。連載企画「人口と世界」の第1部「成長神話の先に」では、人口を巡る大きな変化の兆しを取り上げ、人類を待ち受ける未来を予測しました。第2部「新常識の足音」では、人口減社会が迫るなかで見えてきた新たな常識を取り上げます。
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