JR磐越西線、4月全線再開 鉄橋崩落から8カ月
昨年8月の大雨による鉄橋崩落で不通が続いている福島県喜多方市のJR磐越西線喜多方―山都間(9.9キロ)について、JR東日本は22日、運転再開日を4月1日にすると発表した。8カ月ぶりの全線再開となる。
磐越西線は郡山(同県郡山市)―新津(新潟市)の175.6キロを結ぶ路線。昨年8月3日からの大雨では、喜多方市の濁川に架かる橋が崩れたほか、福島、新潟両県の計11カ所で線路への土砂流入などが発生した。
JR東によると、復旧費用は昨秋時点で総額15億円を見込む。磐越西線は赤字路線のため鉄道軌道整備法に基づき、国などが復旧費の一部を補助できる。福島駅で記者会見した同社担当者は「国や福島、新潟両県と調整している」と述べた。
不通区間を含む喜多方―野沢(福島県西会津町)間を走っている代行バスは3月31日で終了する。〔共同〕
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