柳生博さんが死去 俳優、自然保護活動も
味のある脇役としてドラマや映画で活躍した俳優で自然保護活動にも取り組んだ柳生博(やぎゅう・ひろし)さんが4月16日、老衰のため山梨県北杜市の自宅で死去した。85歳だった。
茨城県出身。1961年に今井正監督の映画「あれが港の灯だ」に出演。ドラマ「飛び出せ!青春」の教師役やNHK連続テレビ小説「いちばん星」の野口雨情役で注目され、多くの映画やドラマに出演した。
温和なキャラクターで親しまれ、クイズ番組の司会や動物番組のナレーションも担当した。自然保護活動に精力的に取り組み、「日本野鳥の会」の会長も務めた。〔共同〕