ブルーインパルス、都心上空に白い五輪 開会式へ予行
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航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」は21日午後、東京五輪開会式を2日後に控えた予行演習として東京都心を飛行、国立競技場の上空で白いスモークを使って大きな五輪マークを描いた。本番では青、黄、黒、緑、赤のカラースモークを使う。
午後0時半すぎ、北の方から隊形を組んだ6機の機体が見え始めると、国立競技場周辺に集まった人から歓声が上がった。先導機以外の5機が晴れ渡った空に白いスモークの尾を引きながら通過し、機体が旋回すると大きな輪が現れた。
北区の40代男性は「いよいよ五輪が始まるという感じがした。自宅での観戦になるが楽しみたい」と話す。一緒に見に来た息子(9)は「少ししか見られなかったけどかっこよかった」と笑顔を見せた。
ブルーインパルスが都心を飛ぶのは、2020年5月に新型コロナウイルス対応にあたる医療従事者への感謝を示すフライト以来。空自は20~22日のうち1日で予行演習をするとしていた。23日の開会式の飛行時間は当日に空自がSNS(交流サイト)で公表する。