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新幹線運転士、席離れる 走行中に3分間、トイレに

(更新)
記者会見で謝罪する、JR東海運輸営業部の早津昌浩運用課長(20日午後、名古屋市の本社)=共同

JR東海は20日、東海道新幹線の男性運転士(36)が16日、走行中にもかかわらずトイレに行くため運転室を約3分間、離れたと発表した。その間、運転資格のない男性車掌(36)しか運転室にいなかった。同社は20日、国土交通省令に違反する状態だったとして、同省に報告した。

東海道新幹線では2001年に回送列車で運転士が席を離れる事案があったが、乗客がいる新幹線で運転士が離席した例は過去にない。運輸営業部の早津昌浩運用課長は記者会見で「極めて不適切な行為でおわび申し上げる」と謝罪した。同社は運転士と車掌の処分を検討する。

国交省の担当者は「国のルールが浸透していなかったのは残念だ。人の命を運んでおり、安全優先が一番大事。今後、詳細な報告を待って対応を検討する」としている。

JR東海によると、16日午前8時15分ごろ、東京発新大阪行きのひかり633号の運転士が腹痛を感じ、車掌を運転室に呼んだ上で静岡県の熱海―三島間を走行中に運転室を離れた。新幹線は時速約150キロで走行。乗客は約160人だった。

新幹線は運転士不在でも惰性で走行し、緊急時は自動停止する仕組み。車掌は運転資格がなかったため運転はせず、補助席に座っていた。

内規では、体調不良となった場合は指令所に報告の上、運転資格を持つ車掌や別の運転士と交代するか、停車させる。

三島駅通過が約1分遅れたため、聞き取りをしたところ、運転士は当初「腹痛のため覚えていない」と説明。運転室の映像の確認で、離席が分かった。運転士は「列車を止めて遅延が生じるのを避けたかった」と話しているという。〔共同〕

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