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24日から大寒波か 都心も氷点下予想、凍結に警戒を

(更新)

日本列島に24〜26日にかけ、数十年に1度の強さの寒気が流れ込む可能性がある。東京都心も氷点下になるなど低温が続くと予想され、水道管の凍結や破裂、スリップ事故などに注意が必要だ。普段は雪が降らない高知や鹿児島などでも降雪を観測する可能性がある。鉄道や空の便など公共交通機関の乱れも懸念される。

気象庁によると、東京都心では25日に氷点下3度まで低下する予想となっている。福岡でも氷点下3度、名古屋で同2度、大阪で同1度が見込まれ、日本列島全体が寒気に包まれる。

日本気象協会の小田美穂気象予報士によると、「今は北極付近の寒気が放出される時期にある」といい、偏西風が南に大きく蛇行し日本上空に強い寒気が流れ込みやすくなっていることと重なって、列島の広い範囲で気温が下がる要因となっているという。

気象庁によると、日本の上空約5000メートルには北日本から東日本で氷点下42度以下、西日本で氷点下36度以下と、この冬で最も強い寒気が流れ込む見込みだ。小田氏も「24〜26日にかけて日本の上空約1500メートルに流れ込む寒気は数十年に1度の強さになる可能性がある。統計上でも1、2番に匹敵する」と分析する。

東京都心で雪が降る確率は低いが、低温の日が続くと水道管が凍結する恐れがある。家屋の北側にむき出しの水道管がある場合は特に注意が必要だ。水道管を布で覆ったり、蛇口から水を少し出したままにしたりする対策が求められる。

東京都心で48年ぶりに氷点下4度を記録した2018年1月には、都内各地で水道管が凍結し水が出なくなるトラブルが多発。都水道局には「水が出ない」「凍結対策はどうすればいいのか」などの問い合わせが2100件以上寄せられた。

普段は雪の降らない高知や鹿児島など、太平洋側の平地でも降雪の可能性がある。小田氏は「冬タイヤに替えていなければ車には乗らないなど、安全確保を心がけてほしい」と注意を促す。

東日本高速道路(NEXCO東日本)の発表などによると、この寒波の影響で、関越自動車道や上信越自動車道、北陸自動車道などの一部区間が通行止めとなる可能性がある。

寒気の影響が最も大きいのは日本海側で、大雪や暴風、高波に警戒する必要があるという。大雪による車の立ち往生や集落の孤立、倒木による停電などのリスクがあり、鉄道や空の便で運休や欠航が発生する恐れもある。予想外の被害が起こる可能性もあるので、食料品を準備するなど寒波への備えが必要だ。

24日午前6時から24時間の降雪量は多いところで、北陸地方で70〜100センチメートル、東北で60〜80センチメートル、関東甲信、近畿、中国で50〜70センチメートル、東海で40〜60センチメートル、九州北部で30〜50センチメートル、四国で20〜40センチメートル、九州南部で10〜20センチメートルと予想される。

気象庁は、26日ごろまで冬型の気圧配置が続くとして、大雪や路面の凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけている。

(木村梨香、石川友理彩)

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