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小山田圭吾さん辞任 組織委、五輪開会式の楽曲変更

(更新)

ミュージシャンの小山田圭吾さんが19日、東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲制作担当を辞任した。大会組織委員会が同日夜、小山田さんの申し出を受理し発表した。組織委は小山田さんが手掛けた楽曲を使用しないと表明。開会式のクリエーティブチームが代替策を検討している。小山田さんは五輪開会式の冒頭4分間程度の作曲などを担当していた。

小山田さんを巡っては、過去の雑誌のインタビューで告白した学生時代のいじめを批判する声が続出。世界的に多様性の尊重が求められる中、日本への信頼低下につながりかねない状況になっていた。

組織委の武藤敏郎事務総長は19日夜、報道陣の取材に応じ、騒動発覚後も小山田さんを続投させたことについて「判断が甘かったと深く反省している」と謝罪。小山田さんは自身のツイッターで、楽曲参加の依頼を受けたことは「様々な方への配慮に欠けていた。組織委に辞任の申し出をしました」などと記した。

小山田さんについて組織委が14日、開閉会式の制作・演出チームの一員として発表。その後、過去のいじめの告白が表面化した。小山田さんは16日、障害のある生徒へのいじめなどを認め「深い後悔と責任を感じております」と謝罪した。

その後も国内外から批判はやまず、米NBCは「差別的で暴力的な行為をした人物が五輪やパラリンピックに関わる資格はあるのか」と批判するツイッターの投稿を紹介。AP通信も辞任を求める声がインターネット上で高まっているとし「多様性と人権擁護という五輪の原則に違反している」とする専門家の見方を伝えた。

加藤勝信官房長官は19日午前の記者会見で「障害の有無にかかわらず、いじめや虐待はあってはならない行為だ。全く許されるものではない」と言及。開会式が目前に迫る中、小山田さんが辞任を申し出た。

組織委はこれまで「引き続き最後まで準備に尽力していただきたい」と辞任や解任はしない方針を示していたが、19日夜になり「誤った判断だった。不快な思いをさせ、混乱を招いたことをおわびします」とのコメントを出した。

東京五輪を巡っては2月、組織委の森喜朗前会長が女性蔑視発言で批判を受けて辞任している。五輪は開幕を直前に控え、再び世界から厳しい評価を受けることになる。

小山田さんは1989年、フリッパーズ・ギターのメンバーとしてデビュー。解散後は、ソロユニット「コーネリアス」として活動している。

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