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知床事故、観光船「カズワン」引き揚げへ 21日にも着手

(更新)

北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、海上保安庁などは21日にも、観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の引き揚げ作業を始めると発表した。特殊な潜水技術「飽和潜水」による20日までの調査で、行方不明者につながる有力な手掛かりが見つからなかったほか、船体が引き揚げに耐えられる強度があることを確認した。

斉藤鉄夫国土交通相は20日夜に開いた事故対策本部の会議で「行方不明者の捜索、事故原因の究明と徹底した責任追及、再発防止策の検討を目的に、引き揚げ始めてほしい」と指示した。

引き揚げ作業は国が飽和潜水による捜索や調査を委託した「日本サルヴェージ」(東京・大田)が担う。海保はこれまでの契約料約8億7千万円に、引き揚げ費用約1億4千万円を上乗せすると明らかにした。

カズワンは水深約120メートルに沈んでおり、19日から飽和潜水士による調査が始まった。20日午前までの計約5時間半の作業で、船内では複数の遺留品が見つかったが、不明者につながる有力な手掛かりは見つからなかった。

海保によると、21日は飽和潜水士が船内の備品などが流出しないよう、開いたドアやハッチを閉める作業にあたる。22日は船体にベルトをくくり付け、水深10メートルまでつり上げる。作業船がそのままえい航して23日までに港付近に移動。カズワン内の水を抜きながら作業船上につり上げる日程を想定する。

陸上に引き揚げるのは25~27日をめどとしている。現場海域の潮流など、気象状況によって遅れる可能性もある。

海保は20日、ロシアが実効支配する北方領土・国後島西岸で新たに遺体が見つかったと発表した。同島ではこれまで女性の遺体も発見されており、事故との関連について情報収集を進めている。

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